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海賊版 研究日誌

海賊版について、正規品との違いなどをまとめたブログです。

海賊版と正規品の違いは? イタリアから来た『未来少年コナン』のDVD-BOX

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海賊版と正規品の違いは? イタリアから来た『未来少年コナン』のDVD-BOX

思い出のマーニーを公開中のスタジオジブリ、スタジオジブリといえば先日、鈴木敏夫プロデューサーから製作部門を解体する方針を明らかにしました。
また、長編アニメ製作からの引退を表明していた宮崎駿監督も短編を作りたいと意欲を明かしていたそうです。
 
そんな宮崎駿が初めて監督したアニメ作品は何かご存知ですか?
それは『未来少年コナン』です。
子どもから大人まで楽しめる冒険活劇です。
 
その『未来少年コナン』には謎の海賊版DVDボックスセットがあります。

今まで紹介してきた中国語は見当たりません。
全部英語・・・じゃなく何やらヨーロッパっぽい言語。
ISBNコード「8019824912233」からも分かるとおり、これはイタリア製のようです。

まず思ったのが、作りが非常にキレイだということ。
絵本風のイラストやアニメのセル画がキレイにプリントされています。
外装に関しては正規品だと見間違うような出来です。


さて次に映像はどうでしょうか?
PS3に入れて再生しようとしたら、「PAL方式には対応していません」の文字が表示され読み込めませんでした。
DVDには、PALとNTSC、またSECAMというテレビ信号の規格があるようです。
PALは主に中国やヨーロッパ圏、NTSCはアメリカや日本や台湾、SECAMはロシアなどがそうです。
DVDプレイヤーによっては、どの規格でも再生できるものもあります。
おそらく日本のPS3はNTSCしか対応していないのでしょう。

別のDVDプレイヤーでは再生できるか試してみると普通に読み込みました。

 
まず社名のロゴのCGが出てきました。
「D」のロゴマークで、社名は「Dynit」です。
すると次には他のアニメの宣伝が流れ始めました。
ディスク1はソウルイーターのDVDの宣伝。
ディスク2はセーラームーンのDVDボックスセット。
ディスク3はガンダムシリーズ。
ディスク4はグレンガランのDVDボックスセット。
基本的にアニメ主題化をバックにそのアニメ映像が延々と流れており、その間イタリア語で宣伝文句が表示されたり、イタリア語で宣伝されたりします。
キャラクターの声もすべてイタリア語吹き替え。

さて、宣伝が終わりますと、メニュー画面に行きます。
メニュー画面も全てイタリア語です。
アニメ本編を再生してみますと、おなじみの主題歌が流れると思いきや、イタリア版の主題歌が流れます。
そして、音声も全てイタリア語。
宣伝の時に流れていたアニメのイタリア語吹き替えは違和感しかなかったが、こちらは不思議とそこまでの違和感はない(絵のタッチの問題か)。
どうやら基本的に全てイタリア語がデフォルトのようです。

というのも、この未来少年コナンはイタリアでも放映されており、そのDVD化のようです。
映像も特に違和感はありません。
 
 
 
AmazonでISBNコードを検索すると、「未来少年コナン TV全話 コンプリートDVD-BOX」と出てきます。
Google検索すると、他の販売サイトも出てきて「これは海賊版ではありません」という説明がされています。
Dynit社は、イタリアではポピュラーなアニメ・漫画系の流通会社のようです。
イタリアにおけるアニメソフトはほぼこの会社のものといわれているようです。
 
 
今回は海賊版だと思っていたら正規品だったパターンですが、
逆に言うと正規品と海賊版の違いは本当に紙一重だと思います。
また海外正規品とうたっているもの自体が海賊版だという見方もあるみたいです。
そうなってくると、見分けるポイントとしてはもう販売元がどういう業者なのかを調べるしかないのかもしれません。

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