今や国民的アイドル、タレントになったAKB48ですが、近頃はグループとしてではなく、メンバーそれぞれが活躍しており、ネットのニュースでもAKB関連のニュースは多いです。
ぱるること島崎遥香がホラー映画で初主演を務めることになったり、少し前ですと川栄李奈、入山杏奈が握手会にて襲撃を受けたり、元AKBからは篠田麻里子のブランド「ricori」が突如全店閉店したり、木崎ゆりあがドラマ「GTO」でラブシーンを披露したりと様々です。
そこまで大きくなったAKB48、やはり海外では海賊版が作られています。
中国でも日本にライブを見に来たり、イベントに参加するファンが多いそうです。
今回、海賊版であったのが、
『第2回 AKB48 紅白対抗歌合戦』と、
『AKB48 リクエストアワー セットリスト ベスト100』二枚。
それにしてもこのリクエストアワーはかなり分かりづらい収録内容なのですね。
基本的に以前紹介した『ルパン三世vs名探偵コナン』と同じようなパッケージの、マトリョーシカ状態。
しかし、ルパンVSコナンと違うのは、中国語での説明が一切書かれていないというところ。
ジャケットの「DVD」の文字が「DVD9」となっていますが、正規版DVDのほぼ完コピ。
パッケージに貼られていたのであろうシールも印刷されています。
当然、中国語の字幕も付いていませんでした。
ということは、日本の消費者向けに作られたとも思えます。
「一応」程度に中国語でタイトルが書いてあります。
『紅白』はISBNコードはそのまま正規版のものが印刷されています。
『リクエストアワー』の方はおそらくボックスセットの中に入ったパッケージの印刷で、ISBNコードはありません。
ディスクは無造作に二枚重ねられてビニールに入っています。
しかもそのディスクを入れる紙ケースがキュンキュン過ぎて出し入れが難しく、慎重にしないとそのたびにディスクが傷付きそうです。
そのせいか(写真では分かりづらいですが)ディスクの盤面は細かい傷が多いです。
DVDの背表紙に当たる部分には、会社名であろうロゴが印刷されています。
リーガルハイの海賊版と同じ「東風」。
ルパンvsコナンとパッケージは同じですが、そのメーカーである「天影 TIANYING」とは別なので、このパッケージは海賊版ではよくあるものなのでしょう。
再生してみると映像はキレイですが、国民的アイドルのDVDのクオリティには見えません。
やはり解像度の低さが分かるところがあります。
このDVDは、中国語の字幕はありませんし、パッケージの言葉も日本語で書いてあり、分かりやすく日本人向けに作られた海賊版DVDです。
これらの商品を購入することは犯罪に加担していることになります。
本来の創作者たちの権利を侵害、更なる作品の創作を阻む行為でもあります。